介護と家計

家族と家計①-2

水谷さんは、高齢の兄と知的障害がある甥の将来が心配でしたが、兄は不満や不安をあまり口に出さないので、真意は測りかねるし兄の経済的な状態や、兄の死後、水谷さんの実家でもある土地・建物をどうしたいか確認したいため、兄と話し合うことになりました。
水谷さんの兄に聞くと、老齢厚生年金を受給しており年金の範囲ないで生活できているが、金融資産はほとんどなく、資産といえば自宅の土地・建物くらいであるということがわかりました。
自宅については、人手に渡るのはいやだが、具体的にどうすればいいかわからないそうです。

水谷さんの甥は、現在入所している障害者専用の施設で生涯にわたって暮らすことのできる予定で、障害年金のほかに作業所で働いて賃金も得ており、施設の費用を払っても毎月数万円の貯蓄ができていることもわかりました。
甥自身も預金が400万円程度あり、そこから必要に応じて医療費や被服費などを賄っているそうです。

水谷さんの兄については、このままの生活を続ける限りは経済的な不安はないこと、また兄が他界しても、甥は問題なく暮らせそうなことがわかり安心しました。実家については、水谷さんも遺したいという思いが強いので障害のある甥では困難だと思い、水谷さんの長男に相続させたいと打ち明けました。
公正証書遺言を作成することで、兄の実子である甥も法定相続人であり、遺留分もあるので、成年後見制度も含め、今後の課題となりました。

次に、水谷さん自身の家計についてです
水谷さんは独身の長男と次男の3人で暮らしています。水谷さんは自営業だった夫と死別したあと、パート先の倒産で仕事を失い、自身の収入は国民年金のみで、長男次男が収入を出し合って生活しています。
しかし、次男は近いうちに結婚して家をでることになったのです。
長男の収入は多いとはいえず、一家の年間収入は468万円から228万円と、半分以下になります。
そこで、ひとつの方法として、水谷さんの兄を水谷さんの家に呼び寄せ同居してもらえるか検討してもらえるようになりました。

水谷さんの兄は、足腰が弱っていて家事も負担になっているほか、火災のリスクも気になっていたので、同居すれば水谷さんが身の回りの世話もできるし、家計を一つにすることで生活費が合理化できるので賛成してくれまた。

もちろん、家族の同意が必要なので、長男、次男の意思を確認すると、お互いに安心して暮らせるのが一番ということで全員が賛成しました。
すぐに、兄が同居となり、数か月後に次男は結婚し独立しましたが、水谷さん一家の家計の問題はクリアできました。

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